春一番!一揆ワークショップ当日の様子

ワークショップの様子を写真付きでご紹介します。

今回の一揆ワークショップは全3回。
学生、社会人、主婦の方までいろんな方が参加して下さいました。

身体を動かし、表現するための基礎を身につけ、短いお芝居を作ろう!という内容のワークショップ。
演劇がやりたい、もっとうまく演技したい、表現するのが好き、一揆が好き、一揆をもっと知りたい…
様々な想いの参加者・見学者とともに、一揆ワークショップは始まりました。

●基礎稽古

―柔軟運動―

まずは、柔軟運動で身体をほぐします。

「もっと遠くへ伸ばすように〜」
「この部分が伸びているのを意識して〜」など、
団員が一人ひとり見て回りながら、直接指導!

「痛い〜」という声があちらこちらから聞こえてきました。


「筋を意識して伸ばすとこんな風に効果があるんだー」
という参加者からの声も!

―発声―

身体をほぐしたら、次は発声です♪

少し奇妙な光景?ですが、
これは腹式呼吸がわかりやすいように仰向けに寝ながらの発声。


今度は立ち上がって発声!

「声を前に飛ばすように〜」
「『あ〜』のときは縦に指が2本入るぐらい口を開けて〜」

アドバイスを受ける度、声の伸びが確実に変わってきます。

●スローモーション

スローモーションとは、ゆったりした曲に合わせて、重心をとりながら正しい姿勢で歩くというもの。
舞台での立ち姿や、動き方の基本になります。

緊張感が漂う稽古場

まずは、優子がお手本。


みんな真剣そのもの!

はじめは、重心がずれてぐらついたり、右手右足が一緒に出たりしてた人も、
次第にきれいにまっすぐ歩けるように!
    
最後の1曲は音に集中して、曲のイメージを表現して歩きました。
だんだん盛り上がる曲に合わせてみんなの気持ちも高まるのがわかり、
その真剣な表情にこちらの方が感動してしまいました。

●ステップ

これはスローモーションで学んだ重心を意識しながら、より全身を使ってテンポを取り表現するもの。
初めてとは思えないほどのうまさに「負けていられない!」とひそかに闘志を燃やす団員。

稽古場はもはや
クラブハウス状態!?

団員とともにステップ♪

うまくいってもいかなくても、
とにかくみんな楽しそう!

中にはリズム感があり、
「できない〜」と言いつつ、
団員よりうまい人も…

ワークショップの2回目以降は曲に合わせてポーズを決め、照明も入れました。


光と音の中で!

チャ〜ラ〜チャララララ〜♪

はじめのポーズを決めて
振り返りでキメ!

照明が入ると
一気に表情が変わりますね〜



さっきまでの緊張感はなんだったんだろう?というくらい
目をキラキラと輝かせて踊る様子…まさに、気分はダンサー♪

●エチュード(即興劇)

エチュードとは決められた設定の中、相手の動きやセリフに合わせ、即興で演技をするというもの。
ここまで学んできた声の出し方や体の使い方、全てが活かされます。

―告白を邪魔される二人―


場所は街中。
告白する男役は(左)、告白される女役は結実(右)。

予想も付かないような邪魔が次々と…
やっとの想いで告白できたときには、へろへろな二人。
場所を尋ねてくる人。

探し物をする人。

通りすがりの変な人。

抱きついてくる人。

泣き出す人。

迷子の子ども。

迷子の子どもを探す人。

打ち合わせもしていないのに、「ここがどんな場所か」がだんだん見えてきて…
一つの物語になりました。 まさに、これが集団演技。

―ジョーとマリア―

ジョーとマリアの劇的な場面。

ジョーは命を狙われるような危ない仕事をしている。
マリアはジョーにその仕事をやめてほしいと言い争いになり…

家の外に出るジョー。
そこでジョーは銃に撃たれて死んでしまう。

   
銃声を聞き、家の外に出るマリア、ジョーが倒れているのを発見し…
息絶えるジョーにマリアが「ジョーー!!」と叫ぶ。
   
「もっと近づけて」「もう一回叫んで」など、次々と橋田の演出も飛ぶ!

ジョー、マリアそれぞれの役者に違いがあって魅せられました。
中には、本当に泣き出して、演技が終わってからも泣いているマリアもいました。

―部活の遠征―


場所は駅ホーム。
遠征に出発する1軍と見送る2軍。

1軍メンバーからはずされたあと、
部活に来なくなっていた部員「山田」が遅れて到着する。
「ねー、記念に写真撮らない?」というアドリブに、
「いいね〜♪」と写真を撮る場面。

見ていた団員からは「女子っぽい」という声が!

ラストの見送るシーン。

“鏡”という見せ方で、1軍も2軍も客席のほうを見て演技すると、
表情も動きもよく見えてより感動的に!

―震災の救助―

瓦礫の下敷きになっている被災者を発見し、
みんなで助け出すエチュード。

見本としてはじめに団員がやり、
そのあと、参加者のみでこのエチュードに挑戦しました。

残念ながら、1回目の時は、時間がなくできませんでした。


    
てこを使って瓦礫を持ち上げようとしたり、瓦礫の下敷きになっている人を励ましたり、
どんどん『助けたい』という想いも強くなり、「せーの」という掛け声にも気合が入る。

無事に助け出し、見つめる目線のその先には…

ラストシーンは涙が自然とこぼれてくるぐらい感動的で、
稽古場は大きな拍手に包まれました。

■ □ ■ □ ■

3時間という短い時間内のワークショップでしたが、
その日はじめて会ったメンバーで、これだけの演技が!と驚かされるような
参加者の集中力とパワーに圧倒され、感動させられました。

参加して頂いた方々から「仕事の疲れも吹っ飛びました。」
「自分に自信がなかったのですが、今回参加して自信が持てました。自分の夢に向かって頑張ります。」
などのご感想をいただき、団員も多くのことを学ばさせていただきました。

ワークショップに参加・見学してくださった皆さん、応援してくださった皆さん、ありがとうございました。

他にも多くのアンケートを頂きました。
★アンケートはこちら★

■ □ ■ □ ■

 ※お詫び※
27日(3回目)のワークショップでは、人員不足により写真撮影ができませんでした。申し訳ございません。

●あなたも一緒に稽古してみませんか?

ワークショップに参加してくださった方もそうでない方も一緒に稽古してみませんか?
劇団一揆稽古場までお気軽にご連絡下さい。

札幌市白石区北郷3条12丁目1-30 パワーツール高島B1
TEL&FAX 011-872-0086  Eメール ikki@hot.dog.cx

劇団員募集しています!

〜おまけ〜

ラストの3回目終了後には、とっても素敵なおまけがついてきました!
なんと、『ブンナよ、木からおりてこい』の蛇が登場!?  『ブンナよ、木からおりてこい』はこちら!
 
蛇の衣装を着て記念撮影?


蛇に襲われてみたり…

おかしいな…(笑) 蛇に襲われているのにみんな笑顔☆

さらに!
このワークショップに参加し、入団した立花怜奈

ワークショップ打ち上げにて、怜奈の歓迎会?もしました。
入団理由を聞かれると、
「正直なところ…『直感』です。」と笑顔で答える怜奈。

今後の怜奈の活躍にもご注目!!

★怜奈の紹介はこちら★

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