一揆生芝居vol.2 “一揆劇場への道”シリーズ3

2003.2.26●照明を仕込め!

客席・幕の位置が決まると、今度は照明をつり込みます。
新人おっちー・中堅スバル・大将ヒビキの
技術部照明三人組が手際良く仕上げます。



「いぇーい、やっと照明の仕事が来たー」
喜ぶおっちー(右)




客席奥の照明卓に、つり込んだライトの配線をつなぎます。
ミカンの缶詰に電球を仕込んだだけの手作り缶ライトだって、
立派な照明機材になるのです(下)。




この稽古場は地下の倉庫を改造しているので、
天井には水道管などのパイプが無数に走っていて、バトン(※)にぴったり。
足りない場合は寸角や、のぼりの竿などを紐でくくりつけてバトンとして使います。
※「バトン」…照明を設置するときに使う棒のこと。




照明卓(※)にサインペンで印をつけるヒビキさん。
※「卓(たく)」音響や照明の出力レベルをいじる機材のこと。フェーダーがついている。




微妙に濃さの違う色セロファンを一枚ずつ光にかざして、ぴったりの色を探します。



ヒビキさんから渡されたセロファンをライトにつけるスバルさん。
実はヒビキさんとスバルさんは、高校演劇部時代に照明部の先輩・後輩の関係だったんです。
それでこんなにツーカーの関係なんですね。




「ヒビキさーん、例のモノ、セッティングしたわよー」
「スバルありがとー!これで交流会の○○踊りは私の独壇場だわ、フフフ…」

…照明部、何ごとかたくらんでいる様子です。
き、気になるよぉ。
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