一揆生芝居vol.2 らいぶ後“ひとり語り”シリーズ5
2003.3.8●紫竹真由『芝居をつくるのは、ホントにほんと〜に』
ライブ。自分にとって何だったか‥なんて終わってから気付いちゃったよーなもんだよ。
初めて今回のライブで音響のチーフをやることになった。
「チーフは卓をやるだけが仕事ではない。
本番までうまくいくようにプランニングしたりするのが仕事」
そう、しのぶさんに聞いた。
…がしかし。
役者の動きも観ていない。
通ししてない。
正直、音決めにしてもどうしていいのか自信なかった。
私はずっと言われてきた事がある。
「なぜ(人に)聞かないの?」
今回も本番直前で言われた一言だ。
その事をしなかったため、作業が進まなかったりしました。
自分の中で、ホントはこうすればよかったのか、
自分なんもしてないんじゃないか?
みんなに迷惑かけたんじゃないか?
そんな事が頭の中ぐるぐるして本番直前まで頭割れしていました…。
そんな中、ライブ終了後、初舞台の新人に花束が送られた。
「泣き笑い賞!」
私の名が呼ばれた。
え…え?
いいの?もらっていいの?
‥動揺した私は咄嗟に「正式に舞台たってないんですけど‥」などと言ってしまった。
その後、私はみんなの想いを知った。
「音響で学んだ事、本番当日は伝達係だった。
それも大事な役。
今回まゆにとって大事な本番だったんだよ。
そんな意味を込めて花を贈りました。」
素直にうれしかった。
と同時に、なんて想いをムダにするような発言をしたんだろう。
皆に直接、今の私の想いを言いたい。
うまくいかなかった。
失敗した。
でも今回、音響として発見したこと、考えなければいけないこと。
芝居をつくるのは、
本当にホントにほんと〜に!
人と話さなければイイもの作れない。
周りを見なきゃつくれない。
身をもって実感したこと。
そもそも人との話し方、交流のしかた。
言い切れないくらい学んだ。
それは役者にもつながること。
…いろいろあったけどもう本番直前のようにメソメソ泣いてらんない。
それを元に進まなきゃ、なんで失敗したのかイミなくなる。
5月、次のライブまでにまた学び、
ステップアップにつなげたい。
またいろいろあるだろうが、その時は今回のことを思い返し、がんばりたい。
こんな私ですが皆さんよろしくね!!
ぺこり。