一揆生芝居vol.2 “一揆劇場への道”シリーズ1

2003.2.21●客席をつくろう!

今日はみんなで客席づくり。
客席をつくると、当日のイメージもわくし、
いつもと違う足元にも早くから慣れておけるんです。



くまさんが頼もしく、電動ドリルで平台(※)に寸角(※)を取り付けます。
※「平台(ひらだい)」…木でつくった台。軽くて丈夫で舞台づくりには必須アイテム。これを重ねて客席をつくります。
みんなでコツコツ貯めたお金でようやく買えた、一揆の平台です。
※「寸角(すんかく)」…角材のこと。照明を吊ったり、舞台装置を作ったり、こうして客席の足にするなど大活躍の万能棒です。




稽古場の床(パンチカーペット仕様)に、平台を置く位置を決めてバミります(※)。
きちんと計ってバミらないと、できあがった客席がおかしくなるので、細心の注意を図ります。
※「バミる」…黒布ガムテープを、場所を決める印として貼ること。




「よっこいせっ!」力仕事は男の仕事。
高さを計って置いたブロックの上に、平台を載せていきます。
順々に積み上げて、しだいに階段状の客席へ。




積み上がったら中心が合ってるかメジャーで測定。
響さんの目がキラリ☆
さらにこの上にブロックを置いて板を渡します。




「ねっ、座布団ひこーよっ。
そっちの方が客席って感じがするから、座布団ひこうっ」
そんなしのぶさんのうきうき声に答えて、
座布団までひいちゃいました。あすかさんもにっこり。




そして客席の下から舞台ギリギリまでじゅうたんを敷きます。
お座敷席の完成だあ。




稽古スペースを占領していた衣裳の山…
平台の下にこっそり隠すしょうこさんの背中です。




客席の最上段に、使わないスピーカーを台に板を渡します。
これは音響ブースになります。




壮観!
客席ができると、本番だぁ〜って感じです。




最後に音響ブースに機材やMD・CDを運び、コードをつなげて完成!

これから稽古は毎日、舞台スペースで行います。
演出や休んでる団員は客席から舞台を見てくるので、
なんだかドキドキ。
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