『慟哭は時を越えて』 キャスト&スタッフ

公演に向けて、日々稽古に準備に動いている団員に、公演に向けての想いを聞きました♪
個性あふれる想いをどうぞご覧下さい。
(名前をクリックするとその人の想いが読めます。)

キャスト 少女(町田ナナ)/椎名結実
警官(青山巡査)/Tora

警官の妻/望月碧
語り部1・黒田清隆・土方歳三etc./橋場輝
語り部2・秘書官・久成の母・警官の娘etc./橋本真美
語り部3・中川清兵衛etc./落合宏則
語り部4etc./山北エリカ
語り部5・東彦治・警官の息子etc./野村正太
語り部6etc./蛭田美幸

村橋久成/星野晃之(劇団新劇場)
三郎(村橋の側近)/サトウキイチ
スタッフ 演出/橋田志乃舞
演出助手/野村正太
舞台監督/サトウキイチ
舞台監督助手/碓氷太以良
技術監督/杉本響
技術助監督/山北エリカ、橋場輝
大道具/相馬隆次、熊一徹、坂庭康仁
小道具/椎名結実、相馬隆次、坂庭康仁
衣裳/蛭田美幸、MaSa
音響/伽羅巴
照明/杉本響、霜月あすか、山辺千尋
撮影/坂庭康仁
制作/しょうこTora落合宏則椎名結実紫竹真由佐々木朋子吉岡俊介桜庭ひなこ
会計/橋本真美橋場輝しょうこ子
協力 手話通訳/菅原順子(劇団舞夢)
この脚本を初めて読んだのは去年の夏。そのときから、ナナ役をやりたいと思っていた。
思っていたからといってやれるわけではないので、今回決まってすごく嬉しい!
ナナのセリフを読んでいると、自分と重なって見えてくる。家族のところとか、つらかったところとか、世の中に対して理不尽だと感じたところだとか。
だけどナナはあの時私が見ないふりして、「いい子」のふりしてごまかした気持ちに正直だ。だから現実の私が取らなかった行動を取っている。それは過激で破壊的だけど、どうも、私にはそれが羨ましく見える。だからこの役をやってみたかった。もう一度、あの時の気持ちを見つめたとき、私は自分を、自分の家族を、それからこの世の中と、それを作ってきた人々をどう思うんだろう。この役をやる中で、今まで表に出ないで済ませていた自分が、新しく生まれてくるような、そんな予感がしている。

少女(町田ナナ)役 椎名結実
『慟哭は時を越えて』は、ピュアでリアルな明治維新のはなし。
だからこそ、現代にその感動を伝えたい。

警官(青山巡査)役 Tora
兵庫県在住という遠距離団員をはじめて3年目。
季節外れの夏休みを使って芝居のために札幌に行く私に、職場の人は「旅芸人かよっ!」と突っ込みを入れたりする。
そんな私が、今回はトラさん演じる警察官の女房である。
年季のはいった夫婦関係が演じられるかしら?
稽古1日を5年分ぐらいの濃密な時間にするしかない。

…濃すぎる!!

警官の妻役 望月碧
何故、役者をやるのか?
それは、役者それぞれの価値観でしょうが、『僕』は、舞台の中で、僕ではない別の人間として「存在」できることに喜びを感じます
その人物の発言や動きからその人物を想像し、その時々で何を感じたのか、何を思い、どんな行動をとったのかを深く考えていくと、次第に自分の中に自分とは別の人間がいるかのような感覚がしてきます。もう一人の自分に、時には共感し、時には戸惑いながら、ひょっとすると自分の人生だけでは体験できなかったかもしれなかった別の人生を舞台の中で体験することができるのです。同じように、僕が表現することで観てくださった方に、もう一人の『僕』の人生を感じてもらえるよう、僕は役者をやりたい。
そして、そのチャンスが与えられることに「感謝」をし、そして、「誇り」に思います。
今回、『村橋久成』として存在できることを誇りに思い、彼として物語の中に「生きる」ことができれば、と思います。

村橋久成役 星野晃之(劇団新劇場)
今公演の見どころ…輝ちゃん七変化!

語り部1 橋場輝
今回9役に挑戦です!
いろんなすばるを役にのせていきます!
乞うご期待!

語り部2 橋本真美
今回の公演は、自分の仕事の忙しい時期と、稽古期間が重なっています。
仕事も真剣にやりたいので、これまでの公演のように思う存分劇団にだけ時間を注ぐわけにはいきません。
どうすればやりたいことを両立できるかが、今回の自分の挑戦です
その中で、お客さんに感動してもらえる舞台にしたいです。

語り部3 落合宏則
この芝居期間、まわりの連中の良いところをどんどん吸収していきたい。自分に足りない部分はなにか?常に考えていきたい。
悔いののこらない芝居づくりがしたい。
自分のやる役がお客さんの心に残るような演技をしたい。
全力でがんばるぞ!

語り部5 正太
昨年、制作者との意見の違いから関わることが出来なくなった村橋久成の物語を、本当に描きたいままに表現する機会を得たことが幸せです。まして一揆初の歴史物への挑戦。どんな舞台になるか毎日が楽しみと苦しみの連続です。ぜひ、多くの方に観てほしい。

演出 橋田志乃舞
なんつーか、こう、燃えたぎるものがあるよね。
それを制作と技術の両面で表現できたらよいなぁ、と思う今日この頃。

舞台監督助手 碓氷太以良
9月になるまで大学の研究活動が忙しくて稽古場に行けない、わたくし坂庭康仁。これは、なかなか焦る。団員みんなが忙しいなかで、稽古は着々と進んでいるようだ。スタッフも準備をドンドン進めている。チケット売りの声かけも始まった。みんな公演に向けてがんばっている。
『落ち着け。俺は9月だ。プロ野球で言うところの9月攻勢、ヤクルトスワローズのメイクミラクルだ。』
9月に入ったらスタッフとしてがんばろう!

さて、研究室の気の合う先輩が先日こんな話をしてくれた。
研究のテーマを決めるとき、常に心がけていること。それは、
1、自分にとって興味ある(楽しい)ことか?
2、社会的価値が自分の生きている間に実証できるか?
3、今研究するべきことか?
だそうだ。
「時間が無限にあるなら興味あることを好きなだけやれるが、人間に無限の時間は与えられていない。成功させるには、道筋をできるだけ綿密に立てられなくてはいけない。どこまで一つのテーマに執着するか、どこで見切りをつけるかも。」
なるほど、確かにね。半分は納得。やるからには最大限の計画と努力を!そしてバランスを。けれど、「できる or できない」、「すべき or せざるべき」より「やりたい」が大事な時もあり、その逆の場合もある。事、人生にいたってはなお更のこと。
使命に燃えて生きた村橋久成はどんな人生を生きたのだろう?どんな選択をしたのだろう?それと村橋と関わりあった人達はどう生きたのだろう?
これを一発きりの舞台でお客さんに伝えるのが自分の目標。これを5回のステージで感じるのが自分の興味。

アントニオ猪木も言っていた。
「この道を行けばどうなるものか。危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。その一歩が道となり、その一歩が道となる。いけば分かるさ。ありがとう!  1、2、3、ダー!」とな。

僕は、時間が無限にある必要はないと思っている。だいたい使いきれないし。時間は有限だから、価値がある。その中で、成功は収め、たくさんの人と喜びを共有したいなら、その分のがんばらないといけない。
・・・つまりだ、9月公演に関わるのが楽しみなのだ。気持ち良く9月公演を向え、『慟哭は時を越えて』から何か得たいのだ。
僕も、あの少女と同じように答えを掴めないだろうか?さあ、さあ。オレの慟哭も時間と空間を越えてくれ!!

大道具・撮影 坂庭康仁
やっぱりオーディションは楽しかった…役が取れればさらに楽しかったはず…無念!
仕事の関係で本番日がダメになりました(・_・、)
だから…今回はスタッフで全力を出そう!今回は衣装としてみなさんに感動を、そして12月にはキャストとしてみなさんに感動の嵐をォォ!見事キャストを輝かせる衣装を目指します

衣裳 MaSa
テロ禁止!がんばりまっす。

制作チーフ しょうこ
今回は一揆初の歴史モノ。どんな舞台装置になるか?衣装も演出もどうなるんだろう。などなど。。。役者としての成長もすべてにおいて観るのが楽しみです☆
最初、久成の生き方をこの脚本で知ったとき、「今まで生きてきた歴史上人物の人生はどうだったんだろう?」って、知りたくなったり。。
学校の教科書が、今回のお芝居みたいな感じだったら世の中、歴史嫌いはいなくなるんじゃあ。。なんてことを思ったりもしました☆
私は、今回も「遊戯病棟」に引き続き制作担当です。
前回での失敗や反省を活かしていこう!というのが最大テーマ。
超個人的には、「やりたいことをやれるだけガンバロウ」がテーマ。
今の時期は、お仕事が繁忙期でなかなか動けない状況だったりします。。でも、くじけることなく、ストレス&逆境?にマケズに、皆さんとお芝居作りしてこうと思います!!

制作 紫竹真由
台本が届いた時、私自身も自分の将来に迷いを感じていました。
だから、読み終わった時、村橋の真っ直ぐな生き方に感銘を覚えました。
この思いを、観に来て下さる方々に伝え、共有したいです。
明治という激動の時代を全力で生きた村橋久成の物語、是非ご覧下さい。

制作 佐々木朋子
6月公演で初めて団員として動いて、しかも一揆の芝居をはじめて見て、初めてだらけで戸惑ったことやもっとこうしたかったのにという事もあって、今回は少しでも前に進みたいです。
自分に何が出来るか、ではなくて、何を頑張りたいかを探しながら、手ごたえを感じたいです!

制作 吉岡俊介
 官から民への払い下げにまつわる不正が渦巻く、出世と金銭欲にまみれた人たちの中で、村橋は何を思い闘ったのだろうか?歴史物語でありながら、現代に生きる「警官」へ、「少女」へそして私たちへ、村橋の生き様が心を揺さぶるこの芝居を、たくさんの人に見てもらいたい。
 こんな自分の思いをデザインに託して、みんなと一緒に何日もかけてビラ作りをした。見る人の想いが豊かに広がって、その想いをのせてまた次の人に手渡されていったらいいなと願っている。
 家族の介護をすることとなった私は、人はいかに生き、死ぬか、私は何を犠牲にして、何を守り続けて生きてきたかと問い続ける日々となった。そんな中で、この物語が、歴史はいつも困難な中で夢を諦めないで闘った人たちによって作られてきたこと、私たちも夢や願いを諦めず持ち続ければ歴史を紡ぐ一本の糸になれるんだと私を励ましている。

制作 桜庭ひなこ
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