『千一夜物語』 公演後、メール等で戴いたご感想


◆64歳 男性
本日2時直前に着いたせいか急遽用意したカブリ付き席にて鑑賞させていただきました。団員に聞くと昨日の二回公演満席、本日も満席。公演大成功おめでとうございます。
「初恋」は少々カサツいた感? 「男は、そして人間になった」は内容が深刻気味で少々眠気を催しました。メインの「千一夜」迫真の名演技感動しました。年一回お会いするのと別人の感でした。昨年12月お会いした時「千一夜」の意味、チラッとお聞きしましたが私の思っていた内容とかなり差異があったことから少々トマドイしました。次回公演は時間を割いて是非共鑑賞予定です。(6月とか?)

◆戦争は悲惨だ、二度と起こしてはいけないといような気持ちや、一生懸命さが伝わってきました。(ただもう少し違うタイプの芝居をやって欲しい)演技も素晴らしく、ちょっと涙ぐむシーンもありました。ただ最後の話の、二回も奥方の首をしめるのはいかがなものでしょう。だんなは自分勝手では?私ならだんなに殺されたくないですし、だんなが死んでも死にたくないと思います。さらに言えばパブスナックの広告もいかがなものかと思います。でも社会の矛盾をよくここまで描けるなと感銘しました。もっといろんな立場の人に観てもらえると良いなと思いました。

◆男性
初恋は涙が出るくらい良かった。現実の平和と生きたくても生きられなかった悲劇の戦争時代をうまく絡み合わせていて。また戦争が負けたと知りこの戦争の本質に気づいたのに30分後に死ななければならない悲しさ悔しさ虚しさとか…。
第二部は申し訳ないけど、あまりストーリーに賛成できなかった。手足のない肉体でも人間なんだというメッセージまではすごく良かったのに、結局看護婦が殺すのかよって。会場が暗くなっても会場のみんなは演劇があそこで終わりとは思わなかったんです。だから拍手が起きなかったように思う。なぜなら俺の場合はこの後もっと深く防衛省のこととかも突っ込むのかと期待してたから。
第三話も、死ぬしかないに至った背景をもう少し細かく丁寧に描いてほしかったです。心中以外に本当に二人で生きる方法はなかったっていう状況を。そういう背景をいろいろ考えさせられる芝居だった。印象的だった。もちろんまた是非行きたますよ!



◆男性
まず音響は、ラストエンペラーの曲が非常に効果的で印象に残りました。諸々の効果音もタイミングがバッチリで、色々な操作(?)お疲れ様でした。それと、椎名さんの紹介文、かなり笑いました。

続いて役者さんについて。椎名さん、椎名さんらしくて(?)よかったですよ。特におそらくアドリブと思われる野村さんのおでこへの「ペシッ」は、彼女を象徴していると思いました(笑)。見ていて安心できる自然な演技で素直に笑えました。今後も続けられるのなら、シリアスな役も観てみたいけど…地の素直さが出るタイプのようなので、大変かなぁ??宏則君は演技(特に顔の表情)のパターンが限られすぎていると思います。悲しい・うれしい・楽しい・つらい・やけっぱち等々、人ってもっといろんな表情をすると思います。映画やドラマで一流の役者さんの演技をもっと観て使えるパターンを増やしたらいいと思います(演技未経験者の余計なアドヴァイスですが)。あまり力み過ぎない方が、観ていて安心できます。
前回のサンタクロース物語のときにピカイチの印象だった橋本さんは、やっぱり今回もすばらしかったと思います。正直、橋本さんの演技を観るのを楽しみに行ったようなもので、期待通りでした。前回にしろ、今回にしろ、何らかの優しさが通底しているところがいいのかな?開場前に着いた時に、喫煙所でタバコを吸っている時の雰囲気は、結構怖かったですが…(笑)。
あとは、橋場さんも当時の兵士の雰囲気が十分出ていました。「日本が負けた?」と聞いた後のセリフは、ものすごくジーンときました。そして、サトウ☆キイチさんもあれだけ動きが制約されている中で、表情やセリフの言い方でもどかしさややりきれなさがものすごく伝わり、自然と涙が出ました。主役だったこともあって、今回のピカイチ!山北さんは、看護士役の重要な役割をきちんと果せていたと思います。

で、内容についてですが、2幕が一番。率直すぎてすみませんが、今回は2幕までだったら、相当良い印象で帰れました。3幕は苦痛。オレンジとホワイトの照明だけで回顧シーンと現在のシーンを切り替える演出もわかりにくいし、スロー多様の演出も冗長で、2人の演技は完全に間延び。そして、50分も付き合わされて、結局何が言いたいのかがわからないから、もう本当にイライラしました。劇団一揆側の自己満足に1600円払って付き合わされた感じ。混んでて出るに出られないし、囚われの聴衆でしたよ!もう、折角の2幕までの好印象が帰る頃には全滅しました。演技がしたいのか、演技とその作品によって何かを伝えたいのかは大きく違うと思います。伝えたいことがあるのなら、そのとおり伝わるように少し客観的に内容を検討する必要があるし、その伝えたいことを劇団の皆さんが共有していなければ、まとまったメッセージにはならないのではないでしょうか?作者の橋田さんだけがわかっていても意味がないと思います。

特に今回は、戦争を素材に使っているけれども、戦争の悲惨さは、構造的問題と実質的問題(?)に分けられると思います。実質的な問題とは、実際に人を殺したとか、爆発で人の身体がとび散ったとか、人間が本能的に嫌悪感を抱く事実が生じるという問題で、構造的問題とは、国家権力によって自分の意思にかかわらず親兄弟や愛する人と無理やり別れさせられる、人を殺せと命じられる、そのような理不尽さの問題。
そのような個人の意思ではどうにもならない状況の中で、愛し合う約束を果すなどの美しい話が成り立つわけで、そのような話をクローズアップすることは、その美しさの前提として戦争状態が必要とされていることをとかく忘れがちだと思います。2話はその区別と関連がうまくいっていた。1話は、理不尽な状況にない現代の学生と理不尽な状況を背負っている兵士とを対比したのに、現代の学生が兵士個人の「あなたを忘れない」というオチになったためにそういった理不尽な状況の重さやその中にあって生きた人の厳しさや強さがすごく軽んじられてしまった印象。下手をすると戦争状況を肯定するんですか?と理解される危険性もあると思います。3話は、そういった厳しい戦争を生きぬいた人がどうしてあんなに簡単に心中することになったのか、意味不明。劇団一揆は、世の中安易に生きることを勧めているのですか?戦争の悲惨さの構造的問題は、戦争でなくとも生じています。自分の意思にかかわらず理不尽な状況下で生きなければならないのは、現代でも同じことだと思います。交通事故で障害を負ってしまう、頑張ったのに志望校に落ちてしまう、国の政策で住み慣れた土地を奪われてしまう、すべて生命に直結するほどのことではなくとも、その人が生きていく上で厳しい試練として課されるものだと思います。平和だから何でもできる、何でも許されるわけではないと思います。2話は、本当に惜しかった!いいところまでいったと思います。本当の人間らしさって何だろうか?どきどきしながら観ていたら、結局「自己決定」!?しかも、尊厳死??自由とはつらいことからの退出の自由??

僕は尊厳死を重要だと思っていますが、立花隆の臨死体験のように、意思の存在とそれが認識されることとがいかに異なるか、それだからこそ安易に尊厳死を認めることは危険なわけです。2話では、主人公があれだけ意思表明をしていて、看護士が積極的にその意思を受け取りに行く。その結果意思が伝わった。そして、意思だけの存在としての人間がどのように尊重されうるのか、というさらに大きなテーマに進んだ。
それから、看護士はどうする!?…「あなたは、本当は死にたいんですね?」えぇー!?確かに主人公は絶望したでしょう。意思が通じた、人間としての存在が認識された、と思った矢先に、防衛省の官僚(国家)によって、再びその存在を否定されようとしたのですから。だからこそ、看護士(われわれ)が、全く無力なその意思ある人間の存在をいかに守ってあげられるのか、が問題の本質になったにもかかわらず、結局看護士(われわれ)は、最後にその無力な弱者の意思だけを尊重して(=われわれの責任を放棄して)、殺して自己満足…。考え方の違いといわれればそれまでですが、僕としては不満の残る結末でした。ただ、最後の照明とシーツなどの配置の絵的な印象がとても美しかったので、救われました…と、いろいろ不満を書きましたが、劇団一揆が嫌いになったわけではありませんから、安心して下さい。また、次回の公演も観に行きますから!できれば、2話のリメイク版を期待したいです。最後、奥さんは見捨てて、看護士との愛へ…というベタな展開でもいいんじゃないですか(笑)?
でも、劇団一揆の人たちが舞台に立つことでアイデンティティを確立して自己満足しているにとどまっていると感じられるうちは、「おひねり」はないでしょう。と書きつつ、橋本さんとサトウさんの分は包んでも良かったかな…と思ったりもした(笑)。これからも、頑張ってくださいね。以上、長文ですみませんm(_ _)m



◆女性
『慟哭〜』も観に行った者です。多忙なものでF.Cには入れませんが、今回の公演でだんぜん応援団になりました。
50過ぎのオバサンには、一揆の男性俳優さんたちはとてもまぶしい役者さん。星野さんは違う劇団の方だと聞いておりますが、3話とも慟哭の舞台とはまた違った星野さん、サトウさん、橋場さんの演技に感激しておりました。お三方とも素晴らしい役者さんですね。観るたびに顔つきがヤクシャダナァとドキドキします。橋田さんは男性を描くのが本当に上手だと思います。若い兵士の初々しさとか、体を失ったからこそ妻を思い出す男性の苦悩とか、愛しているからこそ死という夫の愛と狂気とかが苦しくなるほど伝わってきました。会場は初め、寒かったんですけど、観ていると夢中になってしまいに熱くなりました。お芝居が暖房になった(笑)。
また、それがそれぞれに美しい女性たちの愛で、生きることへの賛歌になるというぐあいに受け取りましたが、間違っている?
女優さんたちは本当に美人ばかりで、声も聞きやすい。ずいぶん普通にしゃべっているなと大舞台が好きな私は思ったんだけど、それが全部聞こえるのはさすが、と思います。橋田さんの所作には、普段から磨いているんだなと思わせるものがあって瞬きひとつに女でもドキドキしちゃった。本当はいつも着物着て歩いてるんじゃないの?と思うくらいに自然でしたよ。ほのかな、というか色香が客席まで伝わってくるような存在感は圧倒的。昔の映画女優さんみたいでした。舞台に出てきた瞬間から雰囲気がもう目を奪われたという印象でした。それに負けない存在感があった星野さんとのやりとりはセリフを聞くと言うよりかは見惚れているという状態に近かったかな。役者も演技もお話も見れてフル・コースですよ。だから毒みたいな薬ですね。あれには驚いた。どうして?と思って聞いているうちに「ああ、わかるわかる」といった感じで。

私は家族に病人を抱えているから、夫を介護する身にとっては2話と3話は身につまされるほど辛く、嬉しい物語で、そこには「なぜ若い人たちが、この気持ちを分かってくれるんだろう?」と聞きたいぐらい自分の悩みがいろんなセリフにあったんです。
若い時から映画もお芝居も大好きだった。『ジョニーは戦場に行った』は観たことがあります。あれを舞台にしたんですね。大変なことです。あの頃も衝撃的な作品だったし、一歩間違うとお客に嫌われちゃうかもしれないのにすごいですね。一揆さんのは等身大で戦場を感じさせる。それも主人公を通すからいやみがなく、普通なら目を背けたいセリフもいっぱいあるのに全て聞かせてしまうサトウさんの実力、休憩中も感動しっぱなしでした。看護師の方はまだお若いのか、患者を大切にしているから殺すという難しい役、大変だったろうなと思いましたよ。一度、こわくてハサミを落としてしまったらよかったのかな。シロウトだけど、ちょっと、演技していますという感じが気になりました。若い方はメインの方があんなにうまいと追いつくのが大変でしょうがどんどん頑張ってほしい。こんなにすごい役者さん達がそろうということも滅多にないと思う。やっぱり上の人たちの質が下の人たちの成長を決めてしまうと思うし。
あの最後の奥さんのところにくる電話がまた悲しかったね。あれは絶対、虫の知らせと言うやつですね?よくわかりました。大切な人が亡くなった時ってそういうこともあるな、と思うと奥さんがかわいそうで。それなのに赤ちゃんもいたのね。でも戦時中ならああいうのが普通だったと母からよく聞いたものです。もう亡くなった旦那さんの子供がいるというのがね。だから橋田さんは書いたのかな?
「もうあなたの旦那さんは死んでいるのよ」と声をかけてあげていいものかどうかと考えてしまった。かけたら大変だけど。何も知らずに歩いて行く奥さんの後ろにシーツのかかった遺体があるというのは、すごい。とても印象的でした。奥さんの顔がにこやかなのも悲しさをグッとひきたてた。

私自身、自分に何かあったら子供に迷惑をかけないために夫を連れて死のうと考えたこともあり、第3話は夫役に自分を重ね、妻役に夫をかさねて観てしまい最後の2人を観て「やはり生きていて良かった」と思わせて頂きましたよ。それほどお芝居とは思えなかった。熱演された星野さんの表情は繊細で、美しい男性だなというか、表情だけで見せ場になった、というのがあのお芝居の印象。セリフばかりまくしたてられる最近の演劇が本当の演劇ではないと思います。自分と重ねて申し訳ないくらいでしたが、慟哭の時よりずっとうまくてお似合いの役ではないかと。特に妻を抱きしめて心中を決心する顔に、なぜか涙があふれて止まらなかった。その後に二人がうなづいて横になるシーンは今まで一揆を観てきた私にはびっくりするシーンでした。でも素敵でしたよ。テレビなら興ざめで映画ならいやらしい感じがすること多いけれど、とてもきれいというか、全ての動きが夢のようでした。たぶんそれまでの橋田さんの演じる奥さまがとても純粋で激しい夫の愛情を受け入れていくのが自然に観えたからでしょうね。愛し合っている2人が殺し合っているようにみえて、最後に叫んだところに、生きることと死ぬことには同じエネルギーが必要、一緒なんだと思わされる。なんていうんでしょう、まだ頭に焼きついています。これはまた観たい。

一つ目のお芝居のこと、何も感想言ってませんね。素晴らしかったんですよ。ただやっぱり橋場さんと他の方を比べてしまった感じで。ずっと橋場さんを追ってしまう。目が。それで、最後は初恋の人と会う。会えたんですね?でもあれは死んだ人だから死神によって会えたのかなと思って。バレエは戦前から日本にあったと私も知っていましたがモンペで踊らせたらもっとそれらしいのに、とも思ったけれど、あれはあれで舞台だからいいんでしょうね。きれいだしバレエの衣装みたいなスカートで。細やかな配慮だな、と観ていました。狭いところで踊るのは大変だなと思ったけれど表情がかわいかったので見とれた。2話で看護師をしていた方ですね。橋田さんも日本舞踊とか出来るんだなとか思ったけれどやっぱり役者さんて踊りとか何でも出来るんだなと思って感心しました。
私はどれも初めてだったのでとても感動したし衝撃をうけたけど、もう一度観たくさせる舞台だとしっかり思いましたよ。ほんとに生きる勇気をありがとう。これからもいろいろ大変でしょうけど素晴らしい演劇活動を続けて下さい。ささやかながら常に宣伝させて頂きます。



◆息子が帰って来てから「初恋」の兵隊の話しをずっとしていましたよ。久しぶりにああいうものをみて泣いたそうです。他は難しかったけどみんなすごかった、近くで観るっていいね、と言っていました。ずいぶん感動したんだなと思います。それから役者ってすごい、かっこいいね、とずっと言っているので、息子まで役者になったらどうしようと思って、あの人たちは普通に生活できないんだよ、と言ってしまいました。すみません。ただ、普通の人たちじゃないんだよ、とも言っておきました。

◆まずは一揆の皆さん、公演のご成功おめでとうございます。
自分としては三話が一番しっくりと観ることが出来ました。たぶん年齢が年齢だからでしょうが…。
橋田さん、星野さんの演技にプロ意識を感じました。
なにより、私の連れて行った友人が、辛い体験をされていて、三話の主人公のように心中という形でお兄さんを亡くされた方でした。
その方が、お二人の演技をみて「なぜ兄が勝手に自殺したか分かったような気がした。これでやっと墓参りに行ける」と泣いておりました。
お兄さんはやはり戦争体験をされた方でガンを苦に奥さんとではなく昔の恋人と心中されたそうです。身内の方は理由が分からず葬儀もひっそりと内々で済ませ、奥さんはなんとか保険もおりて悠々自適。けど妹である友人はそんな長兄に可愛がられた末っ子だったせいもあり、どうしても許せなかったようです。
私は友人が泣く姿を見て「これぞ演劇の真髄」と思い、心から誘って良かったと思いました。これも一揆の舞台の力と感動しました。
私自身、芝居を観ることは好きでほとんどプロの方のものを観ていましたが今回の舞台は今まで観た一揆さんの舞台の中で本当にプロと変らない芝居魂を見せて頂いたと感じ入りました。
乱筆で読めないものを送ってしまい申し訳ない。橋田さんにお話しして早々に終えます。
いつも毎年一度お会いする橋田さんとはまた違った、着物姿に「こんな妻がいたらいいな」と思ったのは年寄りだからでしょうか。

◆いつも素晴らしい舞台、ありがとうございます。
三つのお話全て泣きました。
一話の兵隊さんはあの後、お母さんとみよちゃんに会えたろうか?と泣き、二話の丈二さんの死に胸が痛み、三話の夫婦像に現代社会のひずみを感じました。
ただ、三話は一番好きなのですが、お金の苦労を知らない若い方に死に向かうほどの生きていくことへの恐怖が伝わるものだろうか?と考えていました。でも皆さんの演技が素晴らしかったのでおひねりを包ませて頂きました。



◆32才 男性 会社員
1番目のセーラー服にドキドキして、2番目のナース服とネグリジェ?みたいな?にワクワクして、3番目の白い着物にはキターーー!ってか。
いやあ、期待通りの美人揃いでした。こんなんばかりですいません。マジメなことも書きます。
お芝居のはじめの方かな、人の声がスタッフのかな、聞こえましたよ。気をつけて。
あと、食べ物が舞台に落ちていてどうするのかと思ったら次の話しでは消えてた。知らない間の処理にさすが!と思った。
ライブ・パフォーマンスが好きなんですが、こういうお芝居はなんとなく型どおりのイメージがあってキライでした。しかししかし!ホント、ビビった。うまい・泣ける・安いの三拍子。いいのか?こんなに安くしてと不安になったくらい。友人に誘ってもらったけど来て良かったです。戦争の話しといえばそうなんだけど、もっとこう身近に感じた。ドロドロした感じがしないのは、話しのせいか。それに演出が戦争もののクセにスタイリッシュで品がある。女が舞台上で男に抱かれる?のに、見映えするのはもう役者がすごいからだ。あの表現力は何だ?3番目はとにかく初っ端から何か空気がちがい観ている方が緊張した。それは快感。出ているメンバーもいちいち目をひくし、夫と妻は時間を忘れさせてくれたしで。戦争に行った人がどれだけ生きるのが大変だったか。それは知りようもないがあんなに尽くしてくれた妻を一人にしたくないからという気持ちは理解できる気がした。一緒に死にたいと思えるほどのオンナにめぐり合いたいもんだ、と、思いながら泣いた。ツヤコlove!今回お嫁さんにしたい女優#1。いやーもう一度会いたいもんです。事務所の方、つなぎ取ってほしいからfaxで。

◆42才 女性 パート
一度観てみようと思っていましたが本格的でビックリ。すみません、もっとアマっぽいのかと。でも観てよかった。また来ます。できればもう一度観たい。こんなにすごいなら友人と今度は来ます。どの話しもそれぞれ身にしみた。すごいなあと思ったのは二話のサトウさん。三話の星野さん。橋田さん。あと男の橋田さん?
一話で若い方たちが頑張っているのがかわいくて、二話・三話とレベルが上がっていくのが楽しかったし演劇ってすごいなと思いました。
音楽がまた素敵で酔いしれました。最後まで通してみてやっぱり戦争はいやだ、平和が一番、そう思いました。だけどそれ以上に人を愛すること、夫婦ってなんだろうと考えさせられた。初めて自分をかえりみるものを観た思い。

◆芝居とはこんなに美しく切ないものだったのかと感動いたしました。笑いと涙と愛を、本当に本当にありがとう。これ以上は書けません。

◆わからない。帰ってからも考えたけれど、そこまで一緒に死にたいか。なんだかつらい。観てからずっとつらい。でもまたあれば同じものが観たい。
ちょっと、いろいろ書いてしまったけど観に行けてよかったかも。

◆女性 主婦
3話は愛ルケのノリで素敵ですね。あんなふうに愛し合えたらいいですね。殺されるほど愛されるのは女性の願望かもしれないけど、自分ならちょっとついて行けません。お芝居だという気がしなかったからそう考えてしまったのか。
それから2話の役者さんはみんなうまかった。夫が今、イラクに行かされたらとゾッとした。
1話は稽古不足だったのかな?と思ってしまったけど最後はホロリときました。またこういうのを(役者さんたちの得意分野)みせてほしい。
いつも、心に残るお芝居ありがとう。

◆女性
二話が1番泣けた。自衛隊でもないのにイラクに派遣されて検体として日本の病院に戻ってきた。もしかすると本当にあったのかもしれない…そう考えると涙が止まらな くなってしまった。 看護婦が丈二に対する気持ちがたまらなかった。
話が全て戦争ものというのは重かった。二つは戦争もの以外の楽しい感じのお芝居と かでも良かったのでは…
芝居が終わった後役者と交流したかった。そしたら直に聞きたいことが聞けるし、どんな想いで芝居を作ったのかがわかる。それが聞けたらもっと劇団のために何かやろうかと頭がはたらくかもしれない。
若者達が今回のように戦争に対して一生懸命考えて芝居を作っていることにとても励 まされています。6月も都合つけて是非行きたいと思います。ありがとうございました 。


たくさんのアンケート、
本当にありがとうございました!!

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