『千一夜物語』 団員アンケート

いつもとは何だか感触の違う今公演。
団員たちはどう捉えているのか?今の想いを聞いてみました!
1.今公演どうだった?
2.次公演で何をやりたい?

◆成田敬憲  ◆橋場昌子  ◆山北エリカ  ◆野村正太  ◆橋場輝
◆紫竹真由  ◆桜庭ひなこ  ◆如月未歩

成田敬憲

1.今公演は自分にとって団員になって初の公演だったので、戸惑いながら制作にも関わったのですが、ものすごいエネルギーを使った公演でした。多分他の皆さんもエネルギーという点ではタンクの中身が干上がってしまってる中でも集客ひとつにしても気を抜かず頑張っていたと思います。僕も負けじとやれることはやってきたつもりです。
僕がプレ公演前に朝まで意見飛ばしをした制作ミーティングに参加したとき、本当に成功するのだろうかと、不安を抱いていました。でもいざ皆で意志統一をしたとき、何かが動いた感じがしました。それは多分、この危機的状況を打破し、公演を絶対成功させるんだという強い思いだと思います。やみくもではない確かな思いになっていってるのが目の前で見て取れました。その瞬間、やってやれると思いました。
ともかく今公演は、意志統一をしたことも踏まえ、皆個人が成長しただけでなく、劇団としてもまたいつも以上に大きくなったんだと実感させられる公演だったと思います。色んな意味ですごい疲れたし、その分得たものは計り知れないとも思っています。

2.撮影、編集

しょうこ

1.楽しかった!大変だった!楽しかった!大変だった!
(以下繰り返し)
舞台の成功のためには自分はどうあるのが良いのか、ということで悩むのは毎回のことだけど、特に今回は制作と役者の関係というところで考えることが多かった。
より明確になったのは、売るのは舞台なので、売った客に嘘つかない舞台を作る、ということ。
そういう観点で考えると、やっぱりまだまだうちの舞台づくりはプロではないなと思う。
役者は客を魅了してなんぼだと思うので、早くそういう役者ばかりの劇団にしたい。

公演が終わっても、何も終わった感じのしないこの一年。
この感じが早く自分にとっての当たり前になるくらい、もっともっともっと走っていたい、もっともっと深く高いところに行きたい、走り抜いて死にたい。
…と思う今日この頃。
前回公演の時もそう思ったけど、今は更にそう思う。
10代の頃、日々ものすごい焦燥感にかられていたけど、自分の生き方が、その時感じていた焦燥感にようやく見合ったスピードになりつつある感じもします。
私の「走りたい」は「生きたい」と同義語なのだと思います。
だから走り続けていたい、と強烈に思う。
生きたい、が走りたい、という表現になるのは私の性格。
せっかちですまんね。

2.何でもやりますが、制作、と言うに違いない…。

演目はミステリーとかサイコホラーとか面白いかも。
あと白塗りで時代劇。『竜馬暗殺』みたいな雰囲気で。

あとは衣裳を生地から作ってみたい。
もしくはモビルスーツみたいなの。
もしくはすっごいデコライティブなやつ。
もしくは超シンプル&抽象的なやつ。布一枚でどこまで表現出来るか、みたいな衣裳。

山北エリカ

1.終わってみると意外と期間は短かったような気がします。
でも、今回もいろいろありました。公演のたびにすったもんだ事件が起こるので、楽しいやら、疲れるやら・・・面白いです。

さて、今回の舞台は本当に感慨深く、特に一話は10年も前にやった舞台でした。10年の間に演じたのは5回目?くらい。
ひとつの役に10年もかけたのは、始めてかも。
同じ役をやっているのに、やるたびに違う感情が沸き起こってきて、いちいち胸躍る感じがしていました。

いつまでも、これが私のベースになっていくんだろうな?つくづく考えさせられた舞台でした。

2.また、マザーやりたいんだよな。

野村正太

1.舞台の上でもっと医者として生きたかった…

2.役者やる。
演目は城下町を舞台としたもので王子を護衛する兵士役。
お姫様に一途に恋こがれ、隣国との戦争で王子とお姫様を守りながら最後散ってゆく…
そんな悲劇のヒーロー?なんかやってみたい。

橋場 輝

1.ここ1年ぐらい、芝居をやればやるほと、演技の幅か広がっている感じがして、今公演でそれが強く実感できたのではないかと。
10年続けてきた事が、やっと実を結んだと思っている。
「初恋」の「林鉄平」は、僕以外はありえない。
そして一揆のメインキャストを、名実共に勝ち取った公演だった…と勝手に思っている。

2.もちろん役者。劇団外の役者と多いにやり合いたい。
役者としてのスキルアップと、自分の芝居がどれだけ通用するのか確かめたい。
叩かれても結構。結果的に「一揆の役者はいい」と言われれば、なお結構。

紫竹真由

1.…イロイロありました。今思うことを言えば、初めて?今までよりも、集客に本気で向かえたと思う。たぶん、この「本気」ってのは、現時点感じることで、これから変わっていくのだと思うけれど。
何がって、友達や周りの人に「(行きたいけど)行けない」と返事がきたとき、悔しくってたまらなかった。
今までは、仕事もあるし、仕方ないよなって、すんなりあきらめていたのに。
もう、イラついたり、もどかしくなったりしていた。なんだろう、この気持ち!ってなくらいに。別に本人にいらつくわけじゃない。1日くらい休めないんだ、芝居1つ観れないくらい働かなければならない世の中。それに、身の周りで精神的にまいっちゃう人、急増中だったりとか。
芝居だけじゃなくて、世の中のことも考えた。もっと私たちに優しい世の中になれば、もっと芝居観れる人も少しは増えるのにな。って思う。
そうしたら、一揆を知ってくれる人も増えていく。そして何よりも、見てくれたお客さんが、それぞれ感動して、楽しんだり、泣いたり、笑ったり、考えてみたり、何かを気付いたりする。
疲れてしまった凹んだ心が、少しでも元気になってくれる人が、増えるかもしれない。
何か、勇気を踏み出す一歩へのきっかけになるかもしれない。
そしたら、どんなに毎日楽しく過ごせるだろうね。
そういうことを考えながら、集客していたっけ。
実は、初通しを見るまでは、公演に気持ちが向かってなくて、自分の仕事のやり方や、周りから何か言われることなどを気にしてばかりで、仲間も自分も信頼していないダメ人間でした。その頃から比べるとちょびっとは進化したのだろうか?
…あと、その他感想は、まゆ日記をご覧下さい♪

2.6月は久々らいぶ!ということで、何か新たなことに挑戦したいなぁ。本公演じゃできないような…て、まだ具体的に考えてませんが。 以下、まゆの思いつき妄想?!
◆演目
・既製の脚本をやってみる
・歌を取り入れてみる?(単に歌いたいだけ。だって、歌ってる時は、自分に自信持てるのだもの…)
◆役柄
何だろう…感情丸出しな人(堂々とキレたり泣きたいだけ…)
◆スタッフ
もちろん、制作!!(これは本気です!)

総括したら、もっと考えが広がるかな??

桜庭ひなこ

1.3ヶ月ごと公演を決めてから、“ひとつ終わった。ホッ。”と言う思いが出来なくて辛いぞと思っていた。でも、『千一夜』を準備する中で、団員が成長する姿を見ることが出来たのは何より嬉しかった。
がんばる期間が長いから、みんなの健康が本当に心配だった。私は遠方団員なので、みんなの動きはわかっても顔を見ることが出来ないので、大丈夫な疲れなのかそうではないのかが掴めないからよけい。
みんなひとりひとり違うから、どこが限界なのか、またどこまで限界を広げられるかは一律には考えられない。無理をして限界を広げていくことが成長に繋がるから。そういうぎりぎりのラインを見つけることが、公演の出来に直結すると今回初めて考えた。
私は自分が絵を描くときにいつも、ぎりぎりのラインのところで緊張の決断をする。
ぎりぎりまで到達しないといけない。しかし、それを超えると台無しになる。そのラインをぎりぎり決める。こういうことがあらゆるところであるのだということに初めて思いが及んだ。
公演が終わってどう振り返るかがまた鍵。これが次の公演に繋がる。
『千一夜』では、小道具つくりに少し関わったので、舞台の面白さを考えるきっかけになったのはおおいに嬉しいことだった。ただ、舞台を一度も見ることが出来なかったので、その小道具を確かめることが出来なくて、それは残念。
また自分が担当した受付の仕事の中で自分の能力がそのとき少し落ちていたことが自分で判ったことはかなりの驚きだったけれど、これははじめての気づきだったのでよかった。能力は変動するのだと初めて知った。考えたら当然なのに。知れば対応策を考えるから問題は解決する。

2.公演成功のために、自分が必要とされているところを担当したい。でもゲネでもいいから舞台を見たい。見たら気が付くところ、考えるところがどんなにかあるだろうなあと思っている。なんとか体制をつくりたい。

如月未歩

1.何も参加できなかった…前は受付とか衣装作りとかできたのに…ちくしょ……

2.次回じゃないけど、今後また出られるようになったら、話さない役!!話せないでも 話さないでもいいから、とにかくセリフに頼れない役がやりたい♪

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