『クリスマスプレゼント』で使われた小道具・大道具

写真をクリックすると大きくなるよ!

[看板]
デパートのクリスマスセールの看板。ちょっと傾いているのは、決してデパートが傾いているからではない…。
◆材料:ベニヤ、画用紙
(ベニヤを切って画用紙を貼り、文字も切り出して貼り付けた)
[白いツリー]
オープニングから舞台の上下に置かれた白いツリー。デパートの装飾にもなり、山間の村の木々も象徴します。実は劇中では置いてあるだけでしたが、本当は光ファイバーで光ったりもする優れものでした。
◆材料:ツリー、ロール紙の芯、ベニヤ、コンパネ、角材
(ツリーを挿してある台の部分を作りました。ロール紙の芯を上下で半分に切って、立て、ベニヤでふた。その下にコンパネで台をつくり、それらしく見せた。ロール紙の芯の中に角材を二本入れて、ツリーを差し込んだときにちょうど引っかかって固定されるようにした)
[酒ペットボトル・コップ]
飲んだくれサンタが抱えて離さない酒ボトル。安っぽい感じを出すためにペットボトルにしました。コップは初め紙コップの予定でしたが、カラフルな方が楽しいね、とプラスチックのコップに変えました。
◆集め方
輝さんに頼むと3日で空けてくれる。
[懐中電灯]
小林がお店に泥棒に入るために使った懐中電灯。登場シーンしか使わないため、ポケットに入れられるサイズにしました。本番前に電池のチェックをするのを忘れると、本番中、超ハラハラします。
[小さな絵本]
トナカイのハンナがサンタクロースのお話をするときに使う絵本。大きな絵本とセットで使います。役者が使いやすいよう、台本を綴じこんであります。
◆材料:スタイロフォーム、ベニヤ、紙、ねじ、バインド線
(スタイロフォームを本の形に切り、ベニヤを貼って表紙にする。革の質感を出すため、紙をくしゃくしゃにして貼り付けて塗料を塗る。本の下側にねじでバインド線を止めて、開き具合を調整しています)
[大きな絵本]
切り絵の挿絵がかわいい絵本。シーンごとにページが作られています。2006年のやまびこ座ではシーンの追加に伴い、絵本も2ページ追加されました。
◆材料:竹、プラスチックパネル、ボンド、紙
(背表紙を竹でつくり、プラスチックパネルに紙を貼ってつくった一ページをボンドで背表紙につけていく。黒画用紙を切り抜いて影絵を作成し、ボンドで貼って作った)
[切り株]
大きな絵本を立てている切り株。キャスターがついてトナカイが移動するのが楽になっている。
◆材料:発泡スチロール、ラップの芯、かみ
(発泡スチロールの周りに、半月型に切ったラップの芯を貼り付けて幹の感じを出す。紙を貼って色を塗って出来上がり。本を差し込む穴が上部に開いている)
[木のおもり]
大きな絵本のページを押さえるのに使われたおもり。中に工具を仕込んで適当な重石としました。
◆材料:角材、新聞紙、スパナ
(角材を二つ組み合わせて枝の感じを出し、釘で固定する。周りに新聞紙を丸めてのりでつける。スパナを仕込んで適当な重さを出し、最後に白い紙を貼って色を塗る)
[2005年アンヌ人形、きんちゃく袋]
ニコラス神父がアンヌのために作った人形。あまった布で巾着袋をつくり、その中に入れて使いました。
◆材料:球と円錐の木、ひも、フェルト
(木材をボンドで接着し、ひもで手足をつけ、フェルトで帽子をつけました)
[2006年アンヌ人形]
小道具もやまびこ座サイズにするため作り直しました。どうせなら、と、どことなくアンヌに似せてあります。人形が変わったのに伴い、大きな絵本の影絵も一部変わっています。
◆材料:スタイロフォーム、新聞紙、毛糸、布、フェルト、綿
(木彫りに見せるために頭をスタイロフォームでつくり、新聞紙を貼って茶色に塗りました。胴体と手足はフェルトに綿を入れて作り、服を着せています。髪の毛は毛糸をボンドで貼っています)
[麻袋]
アンヌ人形を入れるための袋。貧しい村の雰囲気が出る一方、かさばってアンヌのポケットに入りきらなくなったため、演技を変更してもらいました。
◆材料:麻布、ひも、タコ糸
(タコ糸で麻布を縫い、巾着にしました。ひもが足りなくなったので、布を切って使っています)
[ヨハンの酒瓶]
飲んだくれヨハンの酒瓶。
[青い麦・枯れた麦]
セバスチャンが魔法を使ったと疑いをかけられる元になった麦。2005年のライブでは一本でしたが、やまびこサイズに合わせて作り足し、三本ずつになりました。ルドルフの演技でだんだん曲がりやすくなったため、楽日に茎に割り箸を加えて補強しました。
◆材料:紙粘土、紙、クレヨン、ボンド、麻ひも、割り箸、針金
(丈夫な針金に紙を巻き、茎をつくる。トップに紙粘土を小さく丸めて作った麦の実と麻紐をボンドで貼り付ける。茎の両側に細い針金に?紙をボンドで貼り付けて作った葉をつける。クレヨンで色を塗ってできあがり)
[アンヌのベッド]
湖に落ちたアンヌが寝ていたベッド。キャスターがついて、真っ暗なシーンの中を静かに運べるようになっています。
◆材料:角材、箱馬、コンパネ、キャスター、ベニヤ、パンチカーペット
(土台を角材と箱馬でつくり、上部にコンパネを貼る。支柱の下にはキャスター。ベッドの周りはベニヤで作り、角を整えた。役者が板の上に直接寝ると痛いので、パンチカーペットを貼ってある)
[毛布]
アンヌのベッドにかけていた毛布。稽古場でいつもみんなを暖めているものです。
毛糸の刺繍の感じがかわいいです。
[イス]
アンヌの家や、教会で使われていたイス。木作りの感じを出しました。
◆材料:丸パイプイス、新聞紙、ダンボール、スタイロフォーム、和紙
(丸パイプイスの足の部分を、新聞紙とダンボール、スタイロフォームを切って貼り太くした。上から白い紙、最後に和紙を貼り、塗料を塗って整えた)
[作りかけの人形]
ニコラス神父が最期に作っていた人形。木彫りの感じを出したくてゴツゴツした形にしました。
◆材料:スタイロフォーム、新聞紙、割りばし
(スタイロフォームを削って形をつくり、頭と胴体を割りばしでつなげる。新聞紙を巻いて塗料を塗る)
[馬車]
ヨハンが人形を配りに行くときに使用する馬車。後ろの山台と一体化しており、取り出すまでそうとは分からないのが見所です。
◆材料:角材、箱馬、コンパネ、ベニヤ
(角材と箱馬、コンパネで骨組みをつくり、表面にはベニヤを貼る。両脇にはベニヤと角材で作った車輪をつけてある。車輪はベニヤを丸く切り出し、5センチ角の角材を円形になるように細かく打ち付けていったもの。後ろ側には、馬車が出た後にぴったり収まる階段が仕込めるように、空洞になっている)
[馬車の手綱]
ヨハンが馬車を引くときに使った手綱。腐らないようにオイルが塗ってある本物使用。馬車に引っ掛けられるように金具がついています。
[カンテラ]
村人がヨハンを探すときに使ったカンテラ。中に懐中電灯を入れてセロファンで包み、ほんのり光るようにしました。
◆材料:びん、皿、針金、紙粘土、ボンド、セロファン
(100均で適当なびんと皿を見つけて、ボンドで貼ってみたらそれっぽくなりました。針金で持ち手の部分とびんの周りの飾りをつけて、両脇にはさらに紙粘土を足して全面を黒く塗りました。中にはアンバー系のセロファンを入れています)
[携帯電話]
小林の持っている携帯電話。展示用のモックなので、常に「着信ケンタロウ」と表示されている。
[ネックレス]
マコトがもらったネックレス。ポケットから出しても絡まらないように、袋に入れて出すようにしました。
[警察手帳]
警官が持っている手帳。実は保安官バッジがついています。手帳の中身はイラストレーターで作りました。
◆材料:カードケース、革、バッジ
(100均のカードケースを、要らない革服を切って包み、縫いました。身分証明の部分を切り抜いて紙を差し込み、セロテープで内側から止めています)
[バッグ・財布]
八重子のバッグと財布。きっと八重子はブランド好きだと、団員からブランド物を借りてきました。マコトの涙をぬぐうため、ティッシュが仕込まれています。
[街並み]
ホリゾント幕の手前に置かれた街並み。実は万引きしたお店のシーンの裏では、ツリーを下げて、街並みを出し、星球を出して、中割り幕を開ける…という大転換が行われていました。
◆材料:ベニヤ、角材
(ベニヤに街並みの絵を描いて切り出した。自立させるために枠をつくり、角材で足をつけ、人形をビス打ちした)
[リボン]
最後に、サンタの真の姿が現れると同時に天井から降りてくる大きなリボン。今回の芝居のメッセージを現しています。
◆材料:布、寒冷紗
(幅92センチ×10メートルの布を半分に切って飾る。結び目は中に針金と寒冷紗を入れて形を整えてある)
inserted by FC2 system